売買比率

売買比率概要

FX レードにおいて、マーケット参加者の動きを把握することは、勝つために重要な要素の１つです。
では、その動きを把握するにはどうすればよいのでしょうか。
為替のマーケット規模を考えれば、すべての参加者の行動を把握することは難しいと言えます。
ただ、一部の参加者が建てたポジションなどのデータからマーケットの方向性を探ることはできるはずです。
一般的に、買いポジションが積み上がれば相場は下落、反対に売りポジションが積み上がれば相場が上昇する可能性が高まっていると考えられています。
為替のポジションはいずれ反対売買をして決済されることになりますから、ポジションが積み上がりすぎると、反対売買によって逆方向に相場が動く可能性が高まってしまいます。
顧客の未決済のポジションなどを独自に集計し、「ポジション比率」(名称は FX 会社によって異なる)としてウェブサイトや取引ツール内で公表している FX 会社が複数あります。
マネーパートナーズでは、顧客が保有している買いと売りのポジションのバランスを示す｢売買比率」を公表しています。
これを読み解き、何とかトレードに活用できないか考えました。
だだ、この情報のみで利益を上げるのは、為替のマーケット規模からして難しいかもしれません。
そのあたりも鑑み読んでいただけたらと思います。

売買比率を知るには

売買比率は、
マネーパートナーズマーケット情報売買比率
から見ることができます。又、
マネーパートナーズ FX 商品説明サ－ビスメールマガジン
から、マネーパートナーズ為替分析日刊レポート（PC版／毎営業日発行／購読無料）を申し込むと
サンプルのようなメ－ルを毎営業日の午前中に受け取ることができます。
なお、本メ－ルは日本の祝日および主要海外市場の休場日は配信はお休みです。
メ－ルからは、マーケット動向のまとめ・予想はもちろん、スワップポイント実績や、通貨ごとの売買比率を知ることができます。

売買比率のタイムスケジュ－ル

例えば今日が12月20日だとすると豪ドル/円の売買比率は下記のタイムスケジュ－ルで公開されます。

20日午前 6:55:00 ⇒ 19日の日足確定　
20日午前７時前、前日19日の日足が確定します。
20日午前 10:30 ～11:20 頃
19日の売買比率がメ－ルにて通知されます。
20日午前 11:30 頃
20日の日足の 1/4 日分と最新の売買比率を比較しその状況を確認します。
21日午前 6:55:00 ⇒ 20日の日足確定　
21日午前７時前、前日20日の日足が確定します。
サマータイム
FX を始めるとややこしいのがサマータイム。
2016年11月6日(日) 米国においては夏時間 (サマータイム) が終了し、冬時間（標準時間）へと移行しました。
これに伴い、11月7日(月)からはの日足の確定時刻が１時間遅くなりました。

日足確定時刻

夏時間(ｻﾏ-ﾀｲﾑ)　冬時間(標準時間)
午前 5:55:00　 ⇒　午前 6:55:00
なお、金曜日は年間通して他の曜日と比べ 5分早く、確定時刻は
午前 5:50:00 又は、午前 6:50:00　です。

売買比率チャ－トの作り方

先達の FX の見方は
イクゾバンドや
テイクワンバンド
を見れば把握することができます。
ここでは一般的マーケット参加者の考えをつかむことにします。
例えば、12/22日のメ－ルで｢マネーパートナーズ為替分析日刊レポート｣を見ると
◇前営業日の売買比率(前営業日の当社未決済建玉での比率)

            買     売     終値
  USD/JPY  61.60  38.40  117.538
  EUR/JPY  41.94  58.06  122.544
  AUD/JPY  75.48  24.52   85.068

･･･････
となっていますので、 AUD/JPY の行に着目します。
買 75.48% + 売 24.52% = 100%
なる関係があります。
又、終値が円で表示されています。
これが、１日分です。
これだけではほとんど役に立ちませんが、何日分かをチャ－ト化するといろいろなことが見えてきます。

売買比率をチャ－ト化する

よって、メ－ルでもらえる売買比率デ－タをチャ－ト化すれば売買比率チャ－トは完成するのですが、口で言うほど簡単ではありません。
ちなみに、2016/12/01～1/9日分を例に１ヶ月分の売買比率チャ－トを作成してみます。
12/1～12/6日のデ－タが入手できなかったのは残念ですが、とりあえすチャ－トを作成したいと思います。
きっと何かつかめるかもしれません。

ちょっと長くなりましたので、一端ここで切りたいと思います。

売買比率チャ－ト　に続く